折らない折る刃(OLFA)
カッターナイフの用途を思い返しますと、ガラエポ基板のパターンカットとか、回路にパッチを当てるときにレジストを剥すとか、錆びを削るとか、紙以外のものを取り扱うことが圧倒的に多いです。
■常に酷使さる刃先
紙以外の用途に使うと切れ味が悪くなるのは勿論、先端の折れや削れてしまうこともしばしばあります。少々切れ味が悪くなったからと言って刃を折っていると早々に短くなってなってしまいますから、少々の場合は刃先を研ぎ直すようにしています。
先日、割れた皿を瞬間接着剤で付ける位置を失敗しやり直しになったとき、断面に残った接着剤をこそぐ作業も刃先でゴリゴリしました。ちょっと硬めの陶器の断面を相手に刃先を酷使した結果、先が丸くなってしまいました。
■丸まった刃先は復活できるの?
折ってしまえば一瞬で切れ味回復なのですが、これを研いで使い物になるのか?と思ったわけです。これまでは黄色の両刃部分を包丁と同じように研いでいましたが、流石に先が丸いと、折ったときの様な切れ味にはなりません。
そこで、ダイヤモンド砥石を使って刃の先端部分の赤い線の部分を落としてみました。見事に切れ味が戻りました、まぁ当り前ですよね。
■盲点?
先端部を折るか砥石で落とすかの違いでやっている事は同じ、何故これまでここを研がなかったのか不思議です。ある種の盲点だったのかもしれませんけど。今後は刃を研ぐときは赤い部分も少し落とすことにします。
もう一つの使い方として、刃と反対側の角も何か硬い物をこそぐときに使うので、丸くなる傾向にあるのですが、赤い部分を落とせばこちらの角も復活するのです。まぁ当り前ですけど・・・
この味を占めてしまったからには、今後OLFAを折ることはなくなるのかもしれません。